文字サイズ変更

«

»

8月 03

(公社)愛媛県鍼灸師会第1回生涯研修会開催報告

 去る7月28日(日)に、ひめぎんホール別館にて東洋療法試験財団認定(公社)愛媛県鍼灸師会第1回生涯研修会を行いました。講師には、昨年に引き続き、愛媛大学准教授の相模健人先生をお迎えし、「心の病に対する基本的な対応について学ぶ②」~ロールプレイと「例外」のワーク~と題して、第二回目の心理臨床講座を開催しました。
 今回の研修会では、モデル患者さんに対するロールプレイで実際の面接場面を拝見し、その後にワークをするという実践的な内容でした。カウンセリングとは、「人生楽ありゃ苦もあるさ」ではないですが人生苦しいときはなかなかうまくいかなくなるものです。苦しいときがつづくと,自分一人ではなにがいいことなのか分からなくなってしまうものです。そんなときみなさんのおはなしを聞きながら,ゆっくりうまくいく方法をあなたがみつけるのをお手伝いするのがカウンセリングですと、カウンセリングについて、三つの項目に分けて説明していただきました。
 また、先生が行っているアプローチは、解決志向ブリーフセラピーと呼ばれるもので、1980年代に発展してきたブリーフセラピーの一つであり、宮田(1997)は「問題ではなく、解決を志向し、しかもその解決の基礎がクライエントの内にある事を明確にしている。例外状況を見つけたり、解決後の未来をクライエントに描いてもらうことを通して、解決の資源をクライエントの内からうまく引き出す」アプローチであると説明していただきました。解決とは、問題がない状態、問題とされる状況があったとしても問題を感じない状態(対応できる状態)、少しでも良い状態を目指します。鍼灸治療においてもこのような解決志向が必要なケースが多くみられます。
 今回の研修会は、心理臨床の治験を学習することで、心の病に対してはもちろんのこと、鍼灸治療における医療面接、診断、そして治療と大変参考となる内容でした。参加者は12人でした。

Permanent link to this article: http://www.harikyu-ehime.or.jp/topics/4685.html