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8月 03

研修会開催の報告

 

 

 

 

 

 

平成27年7月26日開催 愛媛県鍼灸師会学術研修会実施報告

(東洋療法研修試験財団認定生涯研修会)

平成27年度第1回愛媛県鍼灸師会生涯研修会を、726日松山市道後のひめぎんホール別館の会議室で開催した。開催に先立ち、平成26年度東洋療法研修試験財団の認定講習会終了証書の授与式を行った。玉井ちはる会員が代表として、対象者23名につき、宇都宮会長より終了書が授与された。例年通り大変少ない修了者数で大変残念であるが、今後更なる受講単位修了者の増加に努力していきたい。続いて、曽我部暢彦研修委員の司会により開講し、宇都宮信博会長の挨拶の後、松本弘巳先生の講演となった。

 

 今回の研修会は、平成20年度にもご指導戴いていた、松本鍼灸治療所所長で元日本鍼灸師会学術部長の松本弘巳先生を講師としてお迎えしての開催であった。先生は、現在も有明医療大学や花田学園などで長く教鞭をとられながら、50年に余り鍼灸臨床に携われておられることにより、東西医学のエッセンスを鍼灸臨床に取り入れた、内容の奥深い講演であった。参加者は、会員26名、会員外3名、学生3名の計32名であった。学生参加が予想より少ない状況ではあったが、とくに午後からの実技供覧と実技指導では、大変指導に配慮が行き届き、密度の濃い研修が行えたと思う。4時間およぶ研修内容は以下の通りであった。

 

演題:『膝関節痛に関わる疾患の鍼灸治療とその実際』

~膝関節症の治療継続のコツ~

 この度の研修会では、膝関節痛を訴える疾患についてご講演をご依頼した。同疾患は開業鍼灸師にとっては腰痛症に次ぎ遭遇する機会が多く、治療の継続性を必要とされる症例が多い。そのために、病態把握や臨床における患者様への対応、継続治療のコツについて詳しくご指導戴いた。また医療面接、鍼灸治療適応の判定、予後の推定、治療法、患者様への対処法、生活指導などを、実技を交えながら分かりやすく解説して戴いた。少ない時間でもあったが、膝関節痛の治療に関連深い股関節疾患と腹診法についても実技指導をして戴いた。

臨床経験の豊富な松本先生のご講演は、初学鍼灸師からベテランまで各々に有意義な情報を得られた。実技指導においても、触診法と病態・圧痛点の観察のコツをご教授いただき、椎間関節、大腰筋、梨状筋、中臀筋の刺針テクニックを披露して戴いた。ついても更なるご指導をいただくことの必要性を感じた。今後の研修活動の課題としたい。

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