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会長のご挨拶

 この度は、(公社)愛媛県鍼灸師会のホームページを開いて頂きまして、誠にありがとうございます。はじめにあたり会長としてご挨拶申し上げます。

 公益社団法人愛媛県鍼灸師会(以下本会)は県内に在住する鍼灸師で組織する「鍼灸師の専門団体」でございます。東・中・南予に開業をして会員一同みなさまの健康増進に寄与すべく学術の研鑚を重ね日々努力しているところでございます。

 本会は、昭和47年に創立、昭和55年に社団法人愛媛県鍼灸師会として認可された歴史ある団体であります。県民を中心にして県民のための公益活動方針を立て実行していくことをお約束を致し昨年県より公益社団法人の認可を受けた魅力ある団体でございます。

 鍼灸医療は2000年前に中国で誕生して約1500年前に日本に伝来したものであり、6世紀ごろ律令制度が整えられる中、鍼(はり)博士と鍼(はり)生といった官職が鍼灸(しんきゅう)を扱う医療職として設けられましたことが日本で一番古い医学書「医心方」の中に記されています。はり・きゅうはその後江戸時代までは国民にとりまして主体性を持った医療手段でありました。明治時代になって西洋医学が導入される中で非正統医学とされ存続の危機に立たされ昭和に至っては終戦後GHQの鍼灸廃止の命令とまたも大きな危機に瀕するなどいろいろ困難を乗り越えてきました。それでも国民の強い支持を受けいまだに存続されていることは鍼灸の持つ神秘性と多くの病を治したという実績があるからだろう。

 視点を変え、鍼灸の世界における大きな出来事に目を向けますと、1971年中国の鍼麻酔が国際的に報道され大いに脚光をあび日本においても鍼のブームが起こりました。1979年WHOにおいて鍼灸治療の臨床経験にもとづき43の適応疾患が発表され鍼灸治療の幅広さが理解されました。1989年WHOジュネーブ会議で鍼灸用語(ツボ経穴名・経脈名など)が正式に承認されました。1997年米国国立衛生研究所(NIH)が手術後の吐き気、妊娠時のつわり、歯科手術後の痛みの軽減など一部の病態疾患に関して鍼灸治療の効果を確実に認めるとの声明が発表されアメリカだけでなくヨーロッパ全域に大きな反響を呼び鍼の臨床研究に拍車がかかった。

ドイツではこれをきっかけに腰痛症の鍼治療に保険が適用されることになった。

このように現在では、世界が認める鍼灸治療としていろいろな機関において研究がなされております。一方日本においても3年前大阪大学医学部の伊藤教授を中心に現在医療機関では治りにくい慢性疾患を解決していくためにエビデンス(証拠・根拠)を求める統合医療研究会が発足されました。また厚生労働省の今後の方針として鍼灸を利用した日本型医療を進めていくと発表している。

 国民のために鍼灸治療はどうあるべきかと考えますと多くの問題が山積致しておりますが4団体が構成する医療推進機構において鍼灸治療の将来の方向性を打ち立てており、今後必ずや鍼灸の治療がみなさま国民のために納得できる方向に進んでいくものと信じております。さらにこの近く、第100回社会保障審議会介護給付分科会が開催され、はり師・きゅう師が地域包括ケアシステムの中のメンバーに明記され、介護の世界の中ではり・きゅう治療が認められましたことはありがたいことであります。

 さて、ここで鍼灸治療の紹介を少し致したいと思います。鍼灸治療はWHOが認めている通り、運動器系疾患、消化器系疾患、神経経系疾患、小児疾患、循環器系疾患、呼吸器系疾患など、現在二人に一人と言われる便秘症(万病のもと)ストレス性の疾患、免疫性疾患、難治性の疾患など多くの疾患に効果ありと認められております。鍼灸治療の本髄は「未病治」にあります。体質改善

病気予防、健康維持に効力を発揮致します。鍼灸はこりと痛みの特効薬ですがどこか悪くなくても2週間~3週間に1回は身体の体質改善、病気予防のために

定期的に治療を受けられることをお勧めいたします。

 鍼(はり)は痛くありません!髪の毛ほどの細さですから大丈夫ですよ!小さなお子様からお年寄りまでだれでもうけられるのが鍼灸の特徴です。

鍼灸(しんきゅう)師は専門学校・大学において3年以上就学して試験に合格した者に与えられる国家資格ですので安心安全に治療を受けることができます。

 今後、私たち会員一同公益社団法人日本鍼灸師会10の倫理綱領を遵守し県民の疾病治療健康増進のためにさらなる努力を致していく所存でございます。一輪の花の声のごとく一枝の花の真のごとく精一杯!生命の本源を求める鍼灸治療を施していきます。

 どうか県民のみなさまにおかれましては、本会のホームページを通じて我々の活動に深いご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

公益社団法人 愛媛県鍼灸師会

代表理事  宇都宮信博

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